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目の見えない人は世界をどう見ているのか表紙


  • 社会・政治・教育・児童書

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『目の見えない人は世界をどう見ているのか』見えない人の世界とは?

あなたの悩みをズバリ解決!

あなたが必要とする本を提供します!

本のソムリエ じゅんです。

 

 

amazon評価(2017/1/14現在) :
(4.5/5)

分かりやすさ :
(4/5)

実践しやすさ :
(3/5)

役に立った度 :
(4/5)

じゅん評価:

(5/5)

 

この本『目の見えない人は世界をどう見ているのか』はこんな方におすすめ

 

・目の見えない人がどうやって生活しているのか、密かに気になっていた人

・目の見えない人や障害者と言われる人たちの気持ちを知りたいと思っている人

・ブラインドサッカーを見て視覚障害者に興味を持った人

 

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』目次

 

【まえがき】
【本書に登場する主な人々】
【序 章】見えない世界を見る方法
【第1章】空  間 ―― 見える人は二次元、見えない人は三次元?
【第2章】感  覚 ―― 読む手、眺める耳
【第3章】運  動 ―― 見えない人の体の使い方
【第4章】言  葉 ―― 他人の目で見る
【第5章】ユーモア ―― 生き抜くための武器

 

視覚障害者はどのようにしてものを見ているのか?

 

ダイアログ・イン・ザ・ダーク入口看板

 

先日紹介した『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』もそうですが、最近は街中で普通に『目の見えない人』に会うことがあります。

 

『暗闇から世界が変わる』ダイアログ・イン・ザ・ダークで暗闇体験!

 

白杖を持って歩いていることが多いので見分けはつけやすいのですが、あの白杖だけで歩いてるってなんかすごいなあ、なんて思ったことありませんか?

 

この本の筆者である伊藤亜紗さんは純粋な気持ちでそのことに興味を持ち、取材を始めたそうです。

 

その結果、『目の見える人』からは想像もつかないような方法で、『目の見えない人』がものを見ていることが分かりました。

 

あなたが普段目にしている風景には、記憶に残らないような『ノイズ』がいっぱいあります。

 

たくさんの看板、たくさんのゴミ、木々についたたくさんの葉っぱ、etc・・・

 

後から『今来た道に何がありましたか?』と聞かれても、恐らく1%も覚えていないでしょう。

 

しかし、視覚障害者にとってはそれらの看板だったり、ゴミだったり、木々についた葉っぱだったりというものは見えません。

 

見えないということは、そもそも知り得ないわけですから、視覚障害者にとって看板やごみや木々についた葉っぱは存在しないことになります(条件付きで存在しうる可能性はあります)。

 

では視覚障害者はどうやって道を覚えるのか?

 

視覚障害者の頭の中にある地図は実にシンプルなんだそうです。

 

山のような地形であったり、曲がるべきところには甘いにおいがする和菓子屋さんがあったりだとか、途中の道にはポストがあったりだとか。

 

それら道中のものは視覚障害者の頭の中で『俯瞰』された『立体』の地図に書き込まれていきます。

 

本書『目の見えない人は世界をどう見ているのか』のp.49の図を見ていただくと分かりやすいですが、実にシンプルです。

 

視覚障害者ってどうやって運動しているの?

 

点字ブロックを歩く人々

 

『目の見えない人』が運動をする際も、『目の見える人』とは違う感覚で動いているということが分かりました。

 

単純に『歩く』という行為だけでも、『目の見える人』と『目の見えない人』では違います。

 

見えない人の足は、「歩く」と同時に「さぐる」仕事も行っているのです。

 

つまり、足の裏が『サーチライト』の役目を果たして、足で進むべき道を『見ている』のです。

 

障害者とは何か?

 

最後の章では視覚障害者の発する『ユーモア』について述べています。

 

と同時に『障害者』とは何か? という根本的な問いかけを筆者である伊藤亜紗さんはしています。

 

社会の側にある壁によって日常生活や社会生活上の不自由さを強いられること

 

これがすべてではありませんが、定義の1つとして挙げています。

 

つまり、我々みんながある特定の人たちを住みにくくしてしまっている、『障害』を作っているのは社会の方だと。

 

だから『障害』を『障碍』だとか『障がい』だとかと表記するのは何の解決にもならない。

 

社会にある『障害』を取り除くことで『障害者』が『障害者』ではなく『普通の人』になれる。

 

 

先日、NHKスペシャルという番組で、自閉症作家で『自閉症の僕が跳びはねる理由』の著者として有名な東田直樹さんの特集を観ました。

 

その番組を観ていて強く感じたのは、東田直樹さん自身が自閉症者ではなく他の人たちと一緒の人間として見てほしいという自尊心を持っていることでした。

 

これは東田直樹さんだけでなく、すべての『障害者』と呼ばれる人々が思っていることではないのでしょうか?

 

だとしたら、その『障害』を社会から少しでも取り除いてあげることがあなたや私の義務なのかな、と思いました。

 


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