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横山秀夫深追い表紙


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横山秀夫『深追い』警察内部を知り尽くした作家のミステリー短編集

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本のソムリエ じゅんです。

 

 

amazon評価(2017/3/25現在) :
(4.1/5)

感動度 :

(3/5)

かっこいい度 :

(4/5)

感情移入度 :

(4/5)

じゅん評価:

(4/5)

 

この本『深追い』はこんな方におすすめ

 

・『64』のような珠玉のサスペンスを読んで、横山秀夫さんの作品のファンになった人

・警察という職業に興味を抱いている人

・警察内部の事情を知りたいと思っている人

 

『深追い』目次

 

深追い

又聞き

引き継ぎ

訳あり

締め出し

仕返し

人ごと

 

横山秀夫さんは警察を知り尽くしている作家!

 

 

 

 

横山秀夫さんの作品といえば、『64』や『クライマーズハイ』に代表される本格ミステリー作品ですよね。

 

私も『64』は、あの大きな本を、電車に揺られながら夢中になって読んでました。

 

今回紹介するのはそんな横山秀夫さんの短編集『深追い』。

 

『64』では警察の中の『広報室』という、これまでの本格ミステリー作品ではあまり舞台にならなかった部署をクローズアップしていました。

 

そんな『64』に続いて読んだ横山秀夫さんのミステリー作品が、今回紹介する作品『深追い』。

 

この作品を読んでいて思ったことは『横山秀夫さんって、本当に警察の内部事情に詳しいんだな』ということ。

 

『64』では『広報室』を中心に、警察内部の不和やマスコミとのやり取りを描いていたわけですが、『深追い』でもそんな『警察事情通』ぶりをいかんなく発揮しています。

 

警察組織内での出世競争、世間体を気にしての結婚事情、会議や捜査応援なんて細かなところまで、なんでこの作者はこんなことまで知っているんだろう? なんて思ってしまうほど警察組織内部の事情を暴露しています。

 

警察官はもしもの緊急呼び出しのために、旅行のように遠出するような趣味は避け、家庭菜園のように家の中だけで完結するような趣味を持つ者が多いなんて、隅から隅まで警察内部の事情知らなきゃ書けないでしょ、という描写がわんさか登場します。

 

ここまで書けるって素直にすごいと思います。

 

警察官の心の内側を描いた作品群

 

立ち入り禁止線を張る警察

 

7つの短編が納められた本書の中で、私が一番好きなのは表題作の『深追い』。

 

これから読む方のためにそれぞれの話の詳しい解説はここではしませんが、7つの短編を通して共通していえるのは『トリックよりも人物描写に重点を置いている』こと。

 

警察の人間もこんなに弱い面を持っているんだとか、警察といえども人間的な面があるんだとかいった、警察の人間の心理をここまで描いた作品はこれまであまりなかったのではないでしょうか?

 

トリックだけじゃない、人物に焦点を当てたミステリー作品を読んでみたいと思ったら、ぜひ手に取って読んでみてください。

 


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